onsenmanjuchan’s blog

和歌や歴史についてつれづれなるままに綴ります

在原業平の歌

月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身一つは 元の身にして 月はもはや昔あなたと一緒に見た月ではないのか。春も同じように移り変わっていく。 わたしひとりが変わらないままここにいるのに。

6選!哀傷歌・辞世の歌

「死」の和歌 大切な人の死はほんとうにつらいもの。その人を思い涙し、あの日々を懐古する。そしてその時詠まれた歌たちは本当にきれいなのです。また、自分自身がこの世を去る時もしかり。最後の最後、誰を思い、何を考えるのか。今回は死の歌を6つ紹介し…

美しすぎる夢の和歌

「夢」の和歌 歌人の詠む和歌はとことん幻想的できれいなんですよね〜。 今回は私の大好きな「夢」の和歌を紹介します! 思ふこと むなしき夢の 中空に たゆともたゆな つらき玉の緒 藤原定家 (希望がはかない夢みたいに空中でプツンと切れてしまっても、命…